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しつらい「京の雅」

京大和屋は、京都東山に本店を構える「京大和」が、お客様の利便性を考え、交通の便の良いところで、お気軽に本格料亭の雰囲気をお楽しみいただきたいという願いから構えさせていただいた姉妹店です。

本来、料亭とは味覚の追及は当然であり、それだけではなく建築物や庭の美しさ、芸妓による宴席のご接待など、総合的な日本の伝統文化もご堪能いただけるようおもてなしをしなければならないものだと考えております。

それは、京都駅八条口すぐの利便性の高い立地に位置する京大和屋でも同じです。 大きな庭や、建築物でお迎えをすることはできませんが、京都ならではの美術工芸品を配置し、 お客様の視覚でもお楽しみいただけるよう、お待ちしております。

本格京料理を召しあがりながら、京の伝統文化をお楽しみ下さい。

エントランス    唐長 大唐紙 「光琳大波」

光琳大波

江戸時代から受け継いできた唐紙の中でも代表的な、光琳好みの波紋です。
一本の線の完璧なラインで波を表現しており、線の太さや、波の高さも絶妙なバランスで計算された、完成度の高い文様です。

フロント    龍村美術織物 「京の四季」の錦貼り

右手には比叡山、左手には愛宕山の雄峰を配し、中央には桂川や鴨川など豊富な水系を象徴する川のイメージを描き、全体の配色で、京都の四季を表しています。
変化あふれる一面一面の裂の情緒と、なだらかに繰り広げられる平安の趣を「みちながどり」と呼ばれる手法で、華やかに表現しました。

和個室    唐長 京唐紙

(左)菊  (右)葵  (下)桐

菊の間    唐長「光琳菊」(左)

唐長の400年前の初代が、光悦の嵯峨本制作に関わったこともあり、光琳好みの文様は多くあります。

中でも、この光琳菊は、琳派独特の余白効果を巧みに表現しており、空間に奥行きと広がりを感じさせます。一気に描いたと思われる下絵の、筆のかすれまで彫り込んだ板木彫刻も見ごたえがあります。

 

桐の間    唐長「五三の桐」(下)

金銀細工は、豪華な中にも品格を備えた、日本の伝統的な工芸技術です。

この箔細工に、切り箔を桐紋の形に配置した手法があり、これを板木に彫り込んだ、見立ての桐紋が、この切箔桐の文様です。そのモダンな意匠は、和洋を問わず使える大変スタイリッシュな文様です。

 

葵の間    唐長「葵唐草」(右)

葵紋は、京都の賀茂神社の神紋であり、古くは、その神主の子孫が家紋としました。

代表的な例が、三河の松平氏を継いだ徳川家康で、そのため、江戸時代は、葵は禁制でした。

由緒ある葵紋に、蔓が広がるイメージの唐草を絡ませて、より縁起の良い雰囲気を表現しています。

ホール    龍村美術織物  綴れ織タペストリー  「六歌仙」

北野恒富による原画で、平安初期の有名な歌人、在原業平、僧正遍昭、喜撰法師、大伴黒主、文屋康秀、小野小町を流麗な筆致で描き、雅びな中にも、おおらかで楽しい雰囲気を表現しています。
原画のもつ軽妙さを損なわないように、人物の表情や輪郭線の表現に留意し、伝統の綴れ織技法で織り成しています。

洋個室    川島織物 扇重ね

「源氏物語」は、平安王朝における宮廷生活を中心に、紫式部により著された古典文学の金字塔です。2008年は、源氏物語千年紀ということで、「源氏物語」が宿す日本文化の美と思想を後世に伝えていくことを目的とした記念事業が展開されました。

それにちなんで、お部屋のしつらえとなる扇面のスクリーンプロセスを、源氏物語をテーマに製作しました。

松の間

(左) 源氏物語第7帖「紅葉賀」と第3帖「空蝉」の場面を扇面に配しています。

◇第7帖「紅葉賀」 秋、朱雀院の御賀の御幸が行われ、紅葉のもとで源氏と頭中将とともに青海波を舞います。

◇第3帖「空蝉」 源氏が、ある夜、忍んで行った邸の中で、空蝉とその継娘が碁を打っている場面です。

(右) 平安王朝の歌人を描いた歌留多と、蒔絵歌留多箱、平安王朝の優美で雅やかな雰囲気を表わしています。

竹の間

(左) 古典文様である波文様に、四季の花々と源氏物語を想起させる景物を組み込んだ雅やかな図柄。 江戸時代の「源氏物語御所解文様小袖」を参考にした文様を、波文様に配しています。

(右) 源氏物語第14帖「澪標」から、光源氏の住吉詣の行列を描いています。 召還の宣旨を受けて帰郷した源氏は、冷泉帝即位とともに内大臣となりました。住吉詣に向かう源氏一行の盛大な行列を描いた場面です。

梅の間

(左) 古典文様である波文様に、四季の花々と源氏物語を想起させる景物を組み込んだ雅やかな図柄。 江戸時代の「源氏物語御所解文様小袖」を参考にした文様を、波文様に配しています。

(右) 源氏物語第28帖「野分」から六条院の庭園風景と、波文様に四季の花々、源氏物語を想起させる御殿、桧扇を配しています。野分の次の朝、源氏の名代で秋好中宮御殿に赴いた夕霧の眼に映った光景で、童女が庭におりて籠の中の虫に露を与えている場面を描いています。

洋個室    テーブルと椅子

洋個室で使用されている家具の素材は、ハードメープルで、その中でも2000本に1本しか採れない「バーズアイメープル」を使用しています。
そのバーズアイメープルの中でも、100本に1本の割合でしか出てこない、「マーブルウッド」(石の大理石)と呼ばれる希少な素材を使い、品格のある雰囲気を醸し出しています。
バーズアイメープルは、ヨーロッパでは、「幸せを呼ぶ木」と言われており、エリザベス女王の居室や、ロールスロイスの内装などにも用いられています。

廊下壁面    安藤広重 東海道五十三次 蔦吉版

江戸時代に、江戸の日本橋と京都の三条大橋を結んだ、東海道の五十三の宿場の風景です。
「東海道の西の果てまで、遠路はるばるお越しいただきました」という、歓迎の意味を表現しています。

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